toshc asbestos measurement 2

東京労働安全衛生センター

Tokyo Occupational Safety and Health Center

| HOME | 石綿対策 | 加熱されたアモサイト |

更新日 2012-01-26 | 作成日 2008-03-23

注意すべき繊維

EPA(米国環境保護局)の石綿分析方法であるEPA/600/R-93/116では、石綿と間違えやすいまた変化した石綿など注意すべき繊維を一覧表に挙げている。

EPA Selected Fibers 一覧表(日本語版)へ



以下は東京労働安全衛生センターの検証結果。


加熱されたアモサイト Heated Amosite

形態: 加熱していないものと同じ(もろく短い) 多色性 II: 濃茶 丄: 黄
屈折率: II 丄ともに: >1.700
複屈折: 高(0.05)
消光角: 通常直消光
伸長の正負: 正
分散色: 屈折率1.680の浸液で  II 丄ともに: 淡黄-白 波長<400nm

顕微鏡写真
以下は日本作業環境測定標準試料JAWE221を加熱処理(550℃、6時間)したものとしていないものの比較。

sr067.jpg

偏光顕微鏡(直交ニコル+鋭敏色板)400倍 左加熱なし、右加熱あり。伸長の正負は変わらないが、加熱すると色が若干変わる。鮮やかな青と赤が緑と黄が入る。 

sr068.jpg

偏光顕微鏡(直交ニコル)400倍 加熱処理しないアモサイト直消光

sr069.jpg

同 加熱処理したアモサイト、直消光は変わらないが、茶色が出ている。

sr070.jpg

偏光顕微鏡(単ニコル)400倍 左加熱なし、右加熱あり。EPAの指摘どおり多色性が現れている。

sr071.jpg

位相差分散顕微鏡 浸液の屈折率は1.680 400倍 左加熱なし、右加熱あり。加熱したものは金黄の分散色を示し、偏光板を直交させると一部分に若干の青色を示した。