Diary 2011 最新の活動日誌
米国ASTM International, Johnson Conferenceにて日本のアスベスト分析方法を批判 2011.07.26
労働衛生コンサルタント 外山尚紀
2011/7/25-29の5日間、ASTM(米国材料試験協会: American Society for Teating and Materials) International主催によるアスベストの調査、分析、リスク評価など全般について発表と討論が行われるジョンソン会議が米国バーモント州バーリントンにて開催されました。登録参加者は約200名で、13カ国から99演題が12のセッションで発表され、討論が交わされました。日本から唯一の演題として東京労働安全衛生センターの外山尚紀が"Comparative Study between JIS A 1481and ISO/DIS 22262-‐1"を口演発表しました。建材中のアスベスト含有の有無の分析方法は日本のJIS A 1481とISOなどとの間でアスベストの定義が異なるなどの問題があり、分析結果が異なる可能性があることを示し、日本が世界の潮流から遠く離れ孤立している点を批判的に指摘しました。
会議では、鉱物などの不純物として含まれ、環境への影響が懸念される自然由来アスベスト(NOA: Naturaly Occurring Asbestos)についての演題、アスベストの定義と用語についての演題が多く、「アスベストとは何か、アスベスティフォーム(Asbestiform)とは何か」を問う議論が活発になされたのが印象的でした。
