韓国2008夏-石綿をめぐって
2008年夏、韓国で石綿をめぐるアジアと世界のせめぎ合いが波紋を起こした。6月ソウルで開催された労働安全衛生世界会議では、欧米、日本などの他にもタイ、ヴェトナムなどからも石綿禁止へ向けた取り組みが発表されるなか、ILOとWHOも全ての石綿の禁止を進める立場を表明し、石綿禁止の世界的な流れを決定付ける一方で、クリソタイル石綿の使用の継続を訴えるロシアなどのからは組織的に代表が派遣され、クリソタイル擁護が主張を訴えられ、世界のひんしゅくを買った。
その後開催されたBANKO(Ban Asbestos Network Korea)が主催する「アジアにおける石綿の除去と移動についてのシンポジウム(International Symposium on Removal & Transfer of Asbestos in Aisa)」 では、10カ国、4組織の参加により石綿対策の具体的な報告があり、アジアと世界での石綿使用禁止を訴える決議をあげた。
世界的に石綿の全面禁止へ向かう流れが作られるなかで、実際にアジアの国々で石綿禁止を成し遂げることが、個別的かつ現実的な課題として浮上しており、今後の新たな取り組みが始まることが期待される。



















前のページへ