ウランバートル 2008秋・2009冬
初めてモンゴルを訪ねてから早くも10年が過ぎようとしている。参加型安全衛生改善活動を現地の労働組合であるモンゴル労働組合連合と共にすすめるなかで、多くの人々と話し、食べ、飲み、歌い、踊り、この国の人々の希望と苦悩の一部分を共有することができた。社会主義、市場経済、グローバリズムと急激に体制が変わる中で人々はそれに翻弄されてきた。首都ウランバートルの変貌はすさまじい。中心部には高層建築が次々と建てられ、周辺部には木造やゲルの住宅が日々拡大を続けている。かつてはありえなかった貧富格差が広がっている。一方、この国に生きる人々の核は草原にある。都市は表層にすぎないということを地方の町や草原のゲルを訪ねるたびに感じる。地方に生きる人々の豊かさ、暖かさ、しなやかさは、どの国でもある程度は共通かもしれない。しかしモンゴルではそれが都市に生きる人々も含めてのアイデンティティの核となっているように思える。





















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